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〜Next Luxury〜
憧れを求めるからこそ
モノ選びを学ぶ必要がある

〜Next Luxury〜
憧れを求めるからこそ
モノ選びを学ぶ必要がある

時計は男の憧れとして常に追い求めるもの。
そして鞄の立ち位置も変わり、同じような考え方を取り入れる時代に。
鞄と時計の関係性を戸賀敬城氏に伺いました。

「まず第一に男の鞄の立ち位置が時代とともに変化してきたことを実感しています。時計と同じようにライバルに差をつけるものであり、女性からの好印象を得るために必要不可欠になっていると思うんです。10年くらい前から強く感じていますが、さらに実感したのは約2年前に『トガ本。The Bag(学研ムック)』の企画をいただいたとき。自分に鞄のムック本のお話がくるのかと時代の流れを感じました。ただ欧米諸国ではずっと前から鞄の価値観は高く、僕が35歳で初めてバーキンを手に入れたときにヨーロッパで『ヒロにあってないんじゃないか』と言われたのを覚えています。また昔見た海外の映画のなかで上司から部下へのプレゼントが鞄で、地面においてはいけないというようなこともシーンになっていました。道具ではなく、自分の今を表すモノであるという点で時計と似ている部分があると考えています」。

今のストライクゾーンを
理解した選択肢をもつ

「時計でいえばオーデマ・ピゲやパテック・フィリップなど、誰しもにとっての憧れは存在します。ただ、ファッションやライフスタイルが多様化している今の時代、それを手に入れればいいのかと問われれば疑問が残ることも。王道の時計といえばロレックスのデイトジャストやサブマリーナで、確かに間違いないモノ選びです。しかし自分のファッションにマッチするか?と問われると全員がイエスと即答できないのが昨今の潮流だとも考えています。他のメーカーのほうがファッションやキャラクターにあっているからという選択方法も今のラグジュアリーのあり方で楽しみ方でしょう。鞄も同様で、確かに憧れや王道は存在しますが、今の自分のファッション、仕事、年収、ライフスタイルを見直したときに本当に浮かないのか…と考えたら王道を選ぶことがラグジュアリーではなく、自慢に見えてしまうことも。背伸びをすることはナンセンスな時代になっているのです」。

モダンなモノとは?
を考えつくした鞄コレクション

「ネクストラグジュアリーのアイテムを20年使ってほしいとは思っていません。ここで目を養ってステップアップしてもらうのが本当の願いです。時計もきっと同じような道を歩むことで真のラグジュアリーに触れることができるでしょう。メゾンブランドがストリートとコラボしたり、レザーだけでない新たな素材でラグジュアリーな鞄もリリースされている昨今。ライフスタイルが多様化し、選択肢が広がった喜びとともにモノがあふれる時代になっています。ANTONIO CRISTIANO、FOWLER、nautaは前述のような時代にマッチした新しいラグジュアリーを作るべく細部までディレクションして作っています。そして時計と同じく鞄も憧れの頂点はあり、そこに行く前にいろいろ学び、自分は何をもつのがベストであり、今のストライクゾーンがどこなのかを見つけていく必要がある。30代、40代のラグジュアリーの入り口であり、50代のワンマイルとして取り入れてもらえたら嬉しいです」。

Next Luxury

「上質感」「色気」を基準にしたアイテムをセレクトし新時代のラグジュアリー を提案する戸賀敬城氏との合同企画。Next Luxury展開商品に触れられる実店舗として新宿伊勢丹B1F「Bag&Luggage」、新丸ビル4F「DRASTIC THE BAGGAGE」を展開中。

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